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人口増減率の色分けは、寒色系と暖色系で地域差がはっきりわかるように色分けするとマップが読み易くなります。

人口分布図のような多い・少ないの量を表示する場合は、単色の濃淡がわかりやすいですよね。 色が濃いほど人口が多いことは凡例がなくてもすぐに読み取れます。 それでは、人口の増減率ではどうでしょうか。 単色による濃淡では、増加傾向にあるのか、減少傾向にあるのかの区切りをどうしても凡例を見ながら確認する必要が出てきてしまいます。 このような増減率を扱う場合は、例えば、減少傾向を寒色系の色で、増加傾向を暖色系の色で表現するととても読み易くなります。

それでは、平成22年国勢調査、埼玉県の人口増減率をご覧ください。

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人口増減率の計算式は次のとおりです。

  • 人口増減率 = (平成22年人口 - 平成17年人口)÷ 平成17年人口 × 100

マップをよく見ると「日高市」に赤い増加傾向のエリアが集中しているようすが目立ちます。 日高市を中心に拡大してみます。

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すごく熱いエリアですね。 おそらく都市計画などによって、新しい駅や新興住宅地の開発などが進められているのだろうと思われます。 新規出店などを計画している場合は、周辺状況を是非チェックしておきたいところです。

こういう情報が全体を俯瞰して、パッと読み取れるのはGISならでは、ですね。 GISの価値の1つだろうとも思います。 おもしろい!!

 

【出典・著作権等】

この記事に掲載したマップは、平成22年・平成17年国勢調査の人口(総務省「政府統計の総合窓口 e-Stat」)と国土交通省「国土数値情報」の鉄道、行政区域を使用し、QGIS 2.12.1-Lyon で作成しました。

 

花田 力
1971年、栃木生まれの東京育ち。
GISにすっかり魅了され気がつけば20年、マーケティングGIS「Tactician」の営業にはじまり、「MapInfo」や「ArcGIS」などのシステム開発を手掛けてきました。 GISを活用したエリアマーケティングを技術的な側面からサポートしています。