集計パターン アイキャッチ大

GISを使った商圏分析で、地域メッシュや町丁目などの統計データを集計する場合、商圏に重なる地域の判断方法によって集計結果が変わってきます。 重なりの判定方法は3つあります。 今回は、商圏ポリゴンと地域ポリゴンの重なり判定方法(交差判定)による集計結果の違いを確認しておきましょう。

  1. 交差(部分包含)
  2. 完全包含
  3. 代表点包含

 

1.交差(部分包含)

商圏ポリゴンに一部でも重なる地域ポリゴンを集計対象とします。 単純にこの集計対象地域の値を合計して商圏データとする場合もありますが、商圏データの集計においては、さらに重なっている割合を計算し、使用することがほとんどです。 この割合を使って求めた集計値は、面積按分(めんせきあんぶん)集計データと呼ばれます。

交差判定 交差

2.完全包含

商圏ポリゴンに完全に含まれる地域ポリゴンを集計対象とします。

交差判定 完全包含

3.代表点包含

商圏ポリゴンに地域ポリゴンの中心点が含まれる場合に集計対象とします。

交差判定 代表点

それでは例として、向ヶ丘遊園駅(川崎市)の南口付近から2km商圏で人口を集計してみます。 それぞれの集計方法で人口を集計した結果は次のようになりました。

2km商圏 人口総数 対象地域数
交差 176,152 64
交差(面積按分) 129,454 64
完全包含 83,828 31
代表点 126,337 46

向ヶ丘遊園駅南口商圏マップ

集計方法(交差判定方法)によっては、かなり結果に違いがみられますよね。 いずれが正しいとか間違っているということではありませんから、利用状況をよく検討して使いわけていきましょう。

 

【出典・著作権】

  • 平成22年国勢調査人口総数(総務省「政府統計の総合窓口 e-Stat」)
  • 駅、鉄道(国土交通省「国土数値情報」)
  • QGIS 2.12.1-Lyon